天神原からまちを一望
子供の頃、大好きだった天神原。
奥さんと週末の早朝から歩いて出かけてみた。
親父と甥っ子が眠る慶福寺の墓地を横に
曲がりくねった急勾配の道を登りつめると
島田市内を見下ろす芝生の広場、天神原。
昔は老人ホームもあった。
子供の頃はランニングで駆け登り
体育座りして、ボーッとまちを眺めてた。
気持ちが落ち着く場所だった。
まち全体を眺めては、自分の存在ってなんだろう、なんて考えたり・・・
子供なりに悩みや苦労があり、何かを抱えると
ここに来てはまちを眺めた。
嫌なことがあった学校は、天神原からは
とても小さく見えて
そんな自分はもっとちっぽけに思え、
その自分の悩みなんてもっとちっぽけで
天神原を下る時には、気持ちもすっきりして帰ったものだ。
大井川、牧之原台地が見え、自然と程よい街並みが調和して、
なんとなく心がホッとする
そんなまちを眺めつつ、
自分の心の内側を眺めていたのだろう。
50歳を過ぎて、日常から離れ
再び、のんびりとまちを眺める。
人生100年時代とすれば
これからこのまちでどう過ごそうか・・・
なんて、考える歳になってるから
「そろそろおいで・・・」と導かれたのかもしれない。
週末早朝のウォーキングをライフワークにして
まちをのんびり歩きながら、子供の頃の思い出スポットを巡るのもわるくない。
育ったまちと思い出の場所が、
これからの自分にアドバイスをくれるかもしれない・・・
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